変換には、生データEBStudio2が必要です。EBStudio2はWindows・macOS用のシェアウェアですので、Linux上では動作しません。Wine(Windowsエミュレータ)を使えばLinux上でも動作するかもしれませんが、筆者の環境ではインストールできませんでした。

変換手順は以下の通りです。

  1. 生データの入手・zipファイル展開
  2. EBStudio2のダウンロード・インストール
  3. EBStudio2を起動
  4. 「ソース→書籍の追加」
  5. 書籍名称と書籍ディレクトリ名を適宜入力
  6. 「外字マップ」に「EBStudio2インストールフォルダ\sample\GaijiMap.xml」を指定
  7. 「外字フォント」に「EBStudio2インストールフォルダ\sample\Gaiji.xml」を指定
  8. 「OK」を押す(書籍の種類は影響しないので何でもいい)
  9. 「ソース→入力ファイルの追加」
  10. 「入力ファイル」に生データファイル(.TXT)を指定し、「ファイル種別」に「辞郎形式」を選択して「OK」を押す
  11. 「書籍」タブの「Index」のチェックボックスを全てチェックする(無料ライセンスではチェックできないものがある)
  12. 「書籍」タブの「出力パス」を適宜指定
  13. 「EPWING→変換」
  14. しばらく待つ
  15. ログ表示欄に「Done」が出たら完了

変換後は、ebzipを用いてデータ圧縮を行うのがおすすめです。